chamoxの日記

アラサー総合職共働き女の日常をつぶやいています

運転免許 ペーパードライバーがうっかり失効して再取得した話⑧

再取得までの道、最終話です。


学科や路上教習を着々とこなして、空き時間には教習所のパソコンで学科の模擬試験をポチポチやり、私の教習所生活はスムーズに進んでいきました。


学科の効果測定も無事、二回か三回位トライして合格できました。大学生の時には合宿の二週間で暗記できて効果測定もすぐ合格できたのに、30にもなると物覚えが悪くなるものですね…。記憶力の低下をまざまざと思い知らされました。無料のケータイアプリもあるので、隙間時間に活用するのもおススメです!(私は通勤時間を利用していました)


路上教習も教員にイラッとすることはありましたが、スムーズに進みました。

そしていよいよ卒業試験です。幸い、そこまで難しくないコースだったのと、進路変更もやりやすいパターンだったので(縦列駐車じゃなくてラッキー✨)無事に試験を終えました。合格した上で、審査する教員からは「進路変更の時に後ろを確認しなさすぎ」と注意されたので、100点満点の合格とはいかなかったようですが、合格すればこっちのもんです。卒業試験と同日に卒業式ということで教習所の所長?(警察OB的な)から卒業証書をいただきました。その後、教習や教員に対するアンケートがあったので、態度が悪いと感じた教員についてはけちょんけちょんに書いておきました。ただ、態度の悪いおっさん教員がぞろぞろいるところを見るとあまりアンケートは生かされてないんでしょうが…。反対に素晴らしいと思った教員はべた褒めしておきました。


ほんとにもう、絶対、二度と、あの場所にはお世話になりたくないので、同じ過ちは繰り返さないようにしたいです(笑)


このように教習所を卒業できたので、あとは運転免許センターで学科試験を行うのみです!

残念ながら平日しか稼働していないので、わざわざ有給をとって行きました…。(我ながらダサすぎる)  

結構並ぶと聞いたのですが、確かに人が多かったです!

再取得してから時間が経ったので詳細は忘れてしまいましたが、免許を初めて取得する人達とほぼ同じような流れで手続きしたように思います! 学科試験をやって、視力検査などやって、交付の流れでした。学科試験は、落ちたらどうしよう😱とドキドキでしたがなんとか合格できました。前後の人達が落ちていたりするので、勉強は念入りにしておいた方が良さそうです。免許も再取得な上に学科試験まで再受験とか悲しすぎるので😭


免許センターで写真を撮ってもらうのですが、出来上がった写真を見てびっくりです。目つきの悪いこと悪いこと…私は全然そんなつもりもなく、むしろしっかりシジミ目を見開いたつもりが、めっちゃ機嫌が悪そうなブスっとした顔でした。再取得の怨念が顔に出たのでしょうか…😳

でも、ここまでの道を思えば写真の写りとかどうでもいいです。ゴールド免許からグリーンになった私ですが、再取得バンザイ🙌!


長いような短いような(いや、短くはないですね)2ヶ月強でした‼️免許取得とともに、私の夏も終わりました🌟 


もし失効された方がいたら、私のようなポンコツ社会人ペーパードライバーでも2〜3ヶ月もあれば再取得できたので、頑張ってください!再取得にも期限があるので即行動が大事です。出費は手痛いですが、ペーパードライバー教習と思って納得してください!

(このお金あればAIBO買えたなぁとか思ったら頭おかしくなります🤮)


免許をお持ちの方はくれぐれも有効期限にご注意ください!


バチェラー シーズン3 エピソード3までの感想

バチェラージャパン、シーズン3が始まりました!


元々 旦那さんがバチェラーが好きで、なんだなんだシーズン1,2と観てきて、もうマンネリかなぁと思いながらシーズン3を見始めたら思いのほか面白かったので(笑)、まだ番組の途中(エピソード3まで)ではありますが思ったことを簡単にまとめます。


そもそも、バチェラーは色々と制作側の演出やシナリオとかあるのでリアルな恋愛番組としては観ていないのですが、1人の男性が大勢の女性の中から嫁(候補)1人を選ぶための婚活番組として観るとすごく参考になることが多いなと思っています。


エピソード3(シーズン中盤)まで残っている面々を見ると、男性が嫁を選ぶ基準がなんとなく見えてきます。


大事なことは全教科で平均点以上を確実に取るということなのかな、と思います。容姿、性格、スタイル、頭の良さ、どれも平均点以上を確実に取ることが大事で、もしどれかが100点だったとしても、何かが平均点以下だとダメなものなんだな…と思い知らされます。

この、全教科平均点以上、というのが結構難しくて、そういう人間は中々いないものだなぁと参加者を見ていて思います。この問題はきっと世の中の婚活市場でも同じなのでしょうね…(男女共に)

今回の参加者でいうと、今頭一つ抜けている岩間恵さんはその点うまくクリアしているのかなと思いました。(さっしーも、下手な失敗をしなさそうと言っていた通り)

あとは濱崎まりあさんとかもいい線いきそう。 


平均点以上をとるべき要素としては以下のようなものがあるかな…と。


賢さ:バチェラーと女性の会話を見ていると、やはりまともにコミュニケーションが取れるって大事だなことだなぁと思います。大人同士の落ち着いた会話ができている女性だと、こちらも安心して見ていられます(笑) 失礼ながらダンプ乗りの方や、メルヘンさんは最初から面白枠での採用なんだなと思って見ていました(笑)話し方や言葉遣い見ても賢さって出るものですね。

あと、賢さという中には大人として成熟していることも含まれるかなと思います。個人的には、社長令嬢さんやDJさんは言動に若干幼い部分があって(社会性に欠けていたり、感情がすぐ表に出る)成熟した女性ではない印象を受けました。もちろん編集の問題などで、2人の人間性が全て番組内で明らかになってはいないのでしょうが…。

お二人ともまだ残っているのでこれからどうなるか注目しています!


容姿: バチェラーに出るような女性達なのでそもそもレベルは高いと思うのですが、中でも色白&美肌であることは大事だな…と感じました。ドレスなどの衣装が映えますし、やっぱり色白だと清潔感が出るなぁと思います。(美肌だと若々しさも出る!黒髪も映える!)奥さん、旦那さんを選ぶ基準としては清潔感って非常に大事ですね!


経歴:男女双方に言えることだとは思いますが、ちゃんとお仕事をしていて自立しているというのも大事な点かなと思います。(看護師さんが残れているのもこの要素が大きいのかな?と)

ただ、これは選ぶ側の判断で大きく基準が変わる部分かな、と思うのですが、水商売やバツイチシンママというのはどうなのでしょうね?  今シーズンは北新地ガッツリホステスの方、11才の男の子がいるシンママが残っていますが、この2人が今後どうなるかは要注目ですね。ほんとシンママはいつカミングアウトするのだろう⁇   もし、実家訪問までお二人が残ったとしたら、今回のバチェラーも前回に続き実家ハイスペなので(視聴者が)ハラハラしそう💦  

というか、思春期の息子さんはお母さんがバチェラーなんて出ちゃっていいんでしょうかね?(余計なお世話ですが…)


あと、全教科満点近くを叩き出している?野原さんみたいな人は、バチェラーほどのハイスペでも最初はとっつきにくいものなんだなぁというのが意外でした。でも野原さんの場合は、最初きつそうに見えてこれから人間らしい部分が色々と見えそうで楽しみにしています。さすがにグアムのツーショットはシナリオ感出すぎだろうとは思いましたけど(笑)



バチェラーという番組はバチェラー自身の力量で面白さが左右されるので、バチェラー役の責任がとても重いのですが、今回のバチェラーは、バチェラーとしての役割をしっかりわきまえて行動していて、それだけの器がありそうな方で、一視聴者としては好感が持てました❣️  

バチェラー役の方は本当に大変ですよね…。最初の挨拶からカクテルパーティで、1日目からしてバチェラーの負担半端ない!(名前覚えられない!)

もし私がハイスペだったら、芸能界に興味があっても、お金いくら積まれても、絶対バチェラーなんてやりたくないです(笑) すごいメンタルだなぁと毎回感心します。


シーズン1の久保さんは毎回のコメントが分析的というか第三者目線というか、バチェラーロボット(笑)みたいであまり感情がない印象でした。バチェラーロボットとして視聴すると、それはそれで別の面白さがありましたが…😁 リア充でイケイケにしているけど、元々根暗なのかな?オタクなのかな?と感じてしまうハイスペでした。(←私の勝手な思い込みかもしれません)


シーズン2の小柳津さんは久保さんと逆で、少し軽薄で、あまり知的ではなくて、感情で割りと振り回される印象でした。


今回のバチェラーは関西弁で海外留学の経験があるせいか?フレンドリーな部分もありつつ、論理的に女性を分析する部分もあって、感情と分析のバランスがとれているように思いました!


ここまでが途中の印象です。岩間恵さん、野原遥さんが順当に残るような気がしていますが、個人的には素朴な看護師の城田夏奈さんを応援しています!(見た目がめっちゃ庶民的で親近感😍でも最終まではいかなさそう笑)


あと、バチェラーといえば、さっしーや今田さんのコメントを見るのが結構楽しみだったりします。さっしーの見方が結構クレバーで、頭の回転良いなぁと感心します。



ちなみにHPに載っているバチェラー参加者の、番組側が勝手につけたキャッチコピーが面白いです。途中で離脱した加賀美さんとか「真面目系ポジティブビッチ」とか、もう最終まで残らないのバレバレやん…みたいな。(加賀美さんは水着でエロアプローチしすぎてバラをもらえませんでした)


シーズン3も残り半分、参加者もだいぶ絞られてきたのでそれぞれの個性がどう出るか、楽しみにしています。



映画「天気の子」感想

ようやく「天気の子」を観ることができました! 

感想を率直に言うと、「すごく面白かった〜‼️すごく感動した‼️」


……という訳ではありませんでした!

面白くない訳ではないのですが、「君の名は」が大好きなので、期待が大きすぎたのかもしれません😖 

そして、あの「ララランド」を初めて観た時に、あまりにも退屈して映画館を出ようと思った位の人間なので、私がひねくれすぎているのかもしれません💦  


ただ、同じく新海監督の「君の名は」には、めちゃくちゃ感動したのに、何故「天気の子」に感動できなかったのか、自分なりに考えてみました。


※以下、「天気の子」「君の名は」のネタバレ含む恐れがあるのでご注意ください💦





1.主人公が幼稚


主人公の男の子(帆高くん)は田舎の生活に息がつまる?という理由から16歳で家出してきます。その行動力はすごいと思いますが、高校生の割に見通しが甘すぎると思いました。働き口がないとか住む所がないとか、今時ネットでいくらでも事前に分かる訳で、ちょっとおバカさんなの?😡

しかも家出の理由は、親から虐待されてるとかクラスメイトから壮絶ないじめにあってるから…という訳でもなさそうで、めちゃくちゃ人騒がせな奴です。親御さんも捜索願まで出してめちゃくちゃ心配したでしょうし、行動が幼稚すぎる気がしました。


同じ田舎暮らしの「君の名は」の三葉ちゃんは、田舎から出たいとはぼやきつつ、自分の役割を認識して、ちゃんと田舎で生活してたので好感が持てました。田舎を出たい!という気持ちにも共感できました。ですが今回の主人公には共感できなかった…💦

しかもあんな街中で拳銃ぶっ放したら警察に目をつけられるに決まってるのに、最後まで「なんで邪魔するんだー!」みたいなこと言ってて、いやいや自業自得では…?と思ってしまいました😩


「君の名は」の瀧くんと三葉ちゃんはストーリーの後半、周りの人たちを救うためにあれやこれや行動していて、精神的な成長が見られたのですが、「天気の子」の2人は最後まで割と自己中でした(特に帆高くん)。


子供が主人公の物語って、非力ながらもみんなのために巨大な敵に立ち向かっていくひたむきさとか、もがいていく様子に心打たれるものだと思うのです。(ドラえもんとかポケモンが最たるもので笑) 

でも帆高くんは最後まで好きな女の子のことばっかりで、しかもやったことといえば山手線マラソンと拳銃ぶっ放すくらいであまり工夫が見られないのが残念でした💦


また、主人公の女の子陽菜ちゃんですが、この子も結構無鉄砲で、小学生の弟と離れたくないばっかりに年齢を偽ってバイトして二人暮らしするなんて無茶苦茶ですし、そもそもそんな状況あり得るんでしょうか⁇ 母親が亡くなった時点で誰か保護者が付くのでは⁇、生活費とアパート契約どうなってるの⁇とか、設定に色々突っ込みどころが多くてストーリーに入っていけませんでした💦



2.ストーリーの意外性がなかった


「君の名は」の場合、あまり前情報なく、先入観なく観たことも手伝って、序盤はただの男女入れ替えのドタバタラブコメ的なものだと思っていました。

ところが、中盤からの、映画の主題はそこではない‼️もっともっとスケールの大きい話なんだ‼️と分かったときのゾクゾク感がたまりませんでした。監督すごい〜✨✨✨と良い意味で鳥肌が立ったのを覚えています。


ところが「天気の子」は、天気をコロコロ変えちゃうことの危険性が序盤からバリッバリ出ていて、死亡フラグ立ちまくりでした。もうこんな天気変えちゃって、これからどんな酷い目に遭うの〜⁇と身構えていたら、あれれ⁇という感じで肩透かしをくらいました。最後まで想定の範囲内だったので、もう一捻り、ふた捻り位工夫されていたら良かったのになぁと思いました。


終盤帆高くんが、「自分が陽菜ちゃんに晴れ女なんてやらせたから…」みたいに責任を感じてましたが、これも「?」という感じでした。陽菜ちゃんもノリノリでやってましたし、もしそのバイトが無かったらもっとヤバいバイトをしている可能性があった訳ですし…

例えば、帆高くんの自分勝手な都合で陽菜ちゃんに無理矢理晴れ女の役をさせるような描写があったらストーリーに説得力が出るように思いました。


あと、帆高くんは「みんな知らないふりして、晴れたのは彼女のおかげなのにー!」みたいな逆ギレをしていましたが、そんなの誰も知らんがな‼️と思いました。警察が彼の精神病を疑うのも当然です。

例えばこれも、メディアが晴れ女を祭り上げて、無理矢理晴れ女をさせられるような描写があったらより悲劇性が出て良いのになぁと思ってしまいました。



3.ラストの置いてけぼり感


最後、「自分達が天気の変動に関わったんだ‼️(←記憶が曖昧ですみません)」みたいな結論を出してましたが、「で?」という感じで何を伝えたいのかよく分かりませんでした。都内の一部が水没したことで多くの人が亡くなったでしょうし、それが確かに長い地球の営みのごくわずかな変化だったとしても、罪悪感はないのでしょうか?むしろやってやったぜ!的な高揚感? 

理解できないまま置いてけぼりでした。主人公2人も、これから会おうと思えばいくらでも会えますし、結果何の障壁もない訳ですし。 



色々批判してしまいましたが、映像と音楽はめちゃくちゃ綺麗でした!あと声優もみんな上手でした。主人公2人はザッツ新海作品!みたいな声でした(笑)

意外だったのが本田翼ちゃんで、今まで本田翼ちゃんは演技下手なイメージしかなかったのですが(ビジュアルはすごく好きなのですが何だか話し方が好きになれなかったのです)声だけになるとあら不思議!可愛い声! 

倍賞さんや小栗くんは抜群の安定感でした。平泉さんはまんま平泉さんでした😄


天気を変えられる力、巫女のような存在…という設定はとても萌えるのに、それを十分に活かせなかったような印象です。

「君の名は」みたいなゾクゾク感とか、ラストの爽快感を感じたい場合には物足りないなぁという印象でした。


「レインツリーの国(有川浩)」感想

前回読んだ「パラレルワールド・ラブストーリー」がラブストーリーとして全く楽しめなかった鬱憤を晴らすべく、有川浩さんの「レインツリーの国」を読むことにしました。


有川浩さんの本は、「図書館戦争」等、巷で大人気だと思いますが、どういうわけか今まで読む機会がありませんでした(気付いたらめちゃくちゃ流行っていてついていけなかった)。「阪急電車」は人に借りて読んだことがあったような…?でも正直あまり記憶に残っていませんでした。

ですが、ネットで「胸キュンできる小説ランキング」と検索するとこの作品が必ずランクインしているのもあり、読んでみることにしました。角川文庫の帯にも「恋愛小説1位」という言葉が堂々と書かれており、否が応でも期待が高まります。


結論から言うと……

まさしく‼️‼️‼️これが私の求めていた恋愛小説でした‼️‼️‼️


あらすじは結構シンプルで、とある一冊の本をきっかけにメールをやり取りするようになった男女が徐々に距離を縮めていく、というお話です。日常を描いた話ながらも、やはりラブストーリーならではの恋を阻む壁が存在するのですが、それを2人で乗り越えていく様がとてもピュアで心温まりまるんです😊  


私は、恋愛小説にしろ、漫画にしろ、胸キュンするための条件として、主人公への共感が欠かせないと思っています。この作品は女の子の方の気持ちも、男の子の気持ちも両方共感できて、だからこそじれったくて胸がうずきました。  このじれったい感じが味わいたくて、恋愛小説を読むと言っても過言ではありません。


この作品は主人公同士のメールのやり取りが多いのですが、そのやり取りもまた、嘘くさすぎず、かと言って生々しすぎず、その塩梅が絶妙でした! 2人の恋を阻む「壁」というのは、少し特殊な事情ではありますが(少なくとも今のところ私自身にはあまり縁がない)、有川浩さん自身も後書きで語っている通り、あくまでもそれは2人の状況の違い、意識の違いであって、多かれ少なかれカップルなら起こりうる意識の差なのだと感じました。例えば金銭感覚の違い、家族観の違い、倫理観の違い…乗り越えられずに破局することもあるでしょうが、2人が歩み寄って理解し合えた先には素晴らしい関係が築けるんだと思わされました。そういう普遍的なテーマをベースにした恋愛小説だからこそ、主人公が特殊な状況であっても読者が共感できるんだと思いました。

そういえば私も夫と付き合いたての頃は感覚の違いでよく揉めて、結婚後の今でもよく喧嘩してしまいますが(するんかい)、愛あればこそ互いを理解し合いたいと思うんですね(照)



作品の感想に戻りますが、主人公の男の子がすごく良い子で、カッコいいのがツボでした!これは恋愛小説で大事なポイントですよね!

前向きだし、器が大きいし…

女の子の頑なな所を広い心で受け止めてくれる最高の男性です。しかも途中可愛い系代表のような同僚に誘惑されるのですがそれすらも爽やかに断る誠実さ! 

女の子の方も、意固地になったり素直になれないのには上記の事情があって、その気持ちが痛い程分かるので、2人の恋を応援せずにはいられなくなります。


途中、切なさに涙しましたが(涙腺がどんどんゆるくなる今日この頃…)、最後はハッピーエンドなので安心して読めます❣️

読後感も良くて、終始好感が持てるお話でした。心をリフレッシュしたい時、また読み返したいなと思います。


そしてこれから有川浩さんの本を色々読むのが楽しみになりました!


パラレルワールド・ラブストーリー 原作の感想

久々に小説を読みたいなと思い、少し前に映画化されていた東野圭吾さんのパラレルワールド・ラブストーリーを読んでみました。




以下、感想です。(ネタバレを若干含んでいるのでご注意ください)




まず、私はパラレルワールドというタイトルに騙されました笑   パラレルワールドの恋愛小説というと、私は勝手に「君の名は」的な平行世界を期待していたのですが、いわゆるパラレルワールドの話ではありませんでした。パラレルワールドという言葉は一種の比喩だったんですね。一番最初の主人公たちの出会い方は少し「君の名は」を思い起こさせるロマンチックな感じだっただけに、少し読むとあれれ?と肩透かしをくらいました。 


この小説は過去と現在の描写が繰り返される構造になっていて、過去と現在の矛盾が肝になっていると思うのですが、結構早い段階でその矛盾の理由が分かってしまって、東野圭吾さんお得意の?どんでん返しとか、あっと驚くような仕掛けがあまりなかったのが残念でした。


あと、登場人物の中の女性、麻由子(三角関係の中心になる人物)に全く感情移入できなくて、それどころかイラついてしまったのもマイナス要素でした。

麻由子は恐らく人として智彦に惹かれて智彦の彼女になったのでしょうが、女としては完全に崇史に惹かれていています。その事が智彦にも崇史にも気づかれる程ダダ漏れてるくせに、「私はどっちも傷つけたくないの〜」みたいに少女漫画のヒロインぶってます(実際ヒロインなんですが)。


智彦を拒んでおきながら崇史と寝るなんて(嫌がってるふりして絶対喜んでやってます)、そういう態度に2人は振り回されてるんだよ💢と終始文句を言いたくなりましたが、男性にとってはこういうのが魔性の女なのでしょうね…。

美人でスタイル抜群で賢くて控えめという最強女子なので仕方ないですね。

私はすごく嫌いなタイプでしたが笑、そういう女性のズルさがとてもリアルで、人間の弱さの描写がさすがの東野圭吾さんでした。


色々文句も書いてしまいましたが、なんだかんだで先が気になってしまう文章でページをめくる手が止まらず、数時間で読了しました。最後はどう収束させるのかが気になったのですが、その後は読者の想像に委ねる…という感じで終わりました。確かにあれ以上は蛇足になりそうだから良い終わり方なのかな、と個人的に思いました。(とはいえ、スッキリ❣️という感触はないですが😵)


三角関係での人間のズルさとか心の弱さとか、そういう描写を楽しみたい方にはオススメの本です。私みたいに「パラレルワールドで出会った運命の人との恋愛💕」を期待している人間には全くオススメしません笑


余談ですが、今でこそVR(仮想現実)が生活に取り込まれて、身近な存在になってきましたが、仮想現実や記憶改編などを20〜30年前にリアリティのある技術として物語の核にするのはさすがだと思いました。

私達が事実として認識しているものは全て私達の脳が信号として認識しているものであって、それはすごく脆いものなんだなと思わされます。


話は逸れますが、この小説を読んでいる時、「水曜日のダウンタウン」という番組で、安田大サーカスのクロちゃんを泥酔させて、その間にVRの装置を着けて、目を覚まして時にセクシーお姉さんの映像を流したらどういうリアクションをするのか検証するというコーナーがあり、ここでのクロちゃんの反応がぞっとするようなものだったことを思い出しました。演技かもしれませんがクロちゃんはVRであることに気付かず、女性に興奮して抱きつこうとしたり、とても生々しい反応でした。この番組を思い出して、麻由子は崇史の作り出した妄想…?などと邪推してしまいました。


VRや記憶改編もあまり行き過ぎると何が真実で何が真実か分からなくなって、自分自身も見失いそうです。今見ている風景も、仮想現実として見させられているかもしれませんし、過去の記憶も全て外部からインプットされまものかもしれません。こわいこわい。

運転免許 ペーパードライバーがうっかり失効して再取得した話⑦

路上教習も面倒でしたがそれに輪をかけてめんどくさいのが原付教習、グループディスカッション、応急救護です。


原付教習は前の教習所では習わなかったのですが、この教習所はバイクの指導もしていることもあり、やっているそうです。

ここでは30代前半位のスマートで色白の、若い女性教官でした。女性のバイクドライバーは、なんだかかっこよく見えます。一通りの説明を受けてヘルメットをつける際に、「できるだけヘルメットは質の高いもの、顎を守るタイプを付けてくださいね〜。じゃないと事故に遭った時あご骨出ちゃいますからね〜」と、さらりとホラーな話をする所に萌えました。


まずプロテクターをつけて、準備運動をして、教習所内を運転します。面倒ではありますがやってみると中々面白くもありました。原付は原動機付自転車の略でもあるように、本当に自転車みたいな感覚で乗れるのだなぁと思いました。


ちなみに講習は私と、もう1人同年代の男性が受けていましたが、何かの拍子に(教官が質問した?)その男性もまさかの再取得組であることが分かりました。こんなところに失効仲間がいるとは…今まで孤独だったので少し嬉しかったです。

とはいえ汚点を共有したところでメリットもないので、話しかけたりはしませんでしたが…


グループディスカッションは以前の教習所でやった記憶が皆無でした。

今回は私と、中国人の中年女性と、内気な大学生男子という組み合わせでディスカッションしました。ディスカッションと言っても教官が「こんな時どんな危険が潜んでいますか?」と質問したことに対して答えるだけなのでそんなに難しくはなかったです。中国人女性は、SEとして日本で働いており、結婚して子供の送り迎えで運転する必要があるということで教習所に来たとのことでした。日本語がすごく上手で、気さくな良い方でした。言葉も違う国で働いて、結婚して、免許まで取るんだから偉いなぁと尊敬しました。


応急救護は人形を使った実習で、面倒くささはありますがいざという時に役立つかも、と自分を奮い立たせてしっかり受けました。ここでは周りは全員大学生男子で、若干浮きました…

「以前応急救護の講習受けたことがありますか?」の質問には受けたことないフリをしました。

運転免許 ペーパードライバーがうっかり失効して再取得した話⑥

(ここまで書いていませんでしたが、私が失効したのはAT車普通免許で、もちろん再取得もAT車です)


続いて路上教習ですが、⑤でも書いた通り毎回指導教官が選べるシステムで、私はいつも左端に出てきた人(ランダム)を選ぶようにしていました。というのも誰かに固定しても人によって教え方のクセがあって偏った知識なっても良くないかな、と思ったからです。結果ほぼ毎回違う教官になっていました(二連続の場合は同じ人でしたが)。

受講してみて思うことは、本当に一部の先生は素晴らしい、あとは社会人としてどうなの?という両極端に分かれるということでした。


まず前者の方ですが、こちらが焦らない範囲で適宜指導してくれる、試験対策だけではなくて運転を日常生活に取り入れたときに必要なことを教えてくれる教官でした(ブレーキを踏む前にバックミラーで後続車を確認しておくと追突の危険がないよ、とか)。

女性教官で40代位の方2人にあたったのですが、どちらもフランクな会話を混ぜてコミュニケーションをとりつつ、運転指導してくれるのでリラックスできて非常に好感触でした。こちらが失効した話をしたら、それは残念だったね〜、でもせっかく入り直すならまた運転学べるね!ペーパーから脱せるね!とポジティブに応援してくれました…。失効者はここまでに辛いことが多いので(失効とか出費とか笑)そういう温かい言葉はすごく嬉しかったです。プライベートな話もしてくれて、家事と仕事両立するのは大変だけど、自分は一度辞めて正社員に再就職するのは大変だったから、今辛くても正社員は辞めない方がいいよ…とアドバイスいただいたり、本当に親身になってくれました。(👈このエールは今も胸に響いています✨✨)


一方後者ですが、教習所ではよくあるパターンだと思いますが、めちゃくちゃ上から目線な人が多かったです。こっちは客だぞ💢と内心ムカつきましたが、そういう人には超下手に出る作戦?で対抗しました。具体的には、「細かく指導してくださってありがとうございます〜。」とか、指導されたことを「もう一度復唱してもよろしいですか?つまり◯◯ということで〜」と繰り返す超めんどくさい真面目生徒になることで対抗しました笑     


上記のような態度のでかい教官がいるのは想定通りではありましたが一人めちゃくちゃ特殊な人がいました。

普通、路上教習が始まるとまず車に乗ったらお互い挨拶をして、その教習で何を身につけるか(1コマごとに達成すべき項目が決まっているので)を共有して、そこから教官が車発進、という流れです。しかし、その教官は挨拶もなし、目的の共有もなし、一切無言で発進して、いきなり「じゃあ運転席に代わって運転してください」が一言目でした。

普通は発進後に、「今日は検定のAコース中心にまわるよー」とか、「もう車はだいぶ慣れた?」とか会話するのに、ただただ無言。しかも仏頂面の中年男で、何を考えているのか全く分かりませんでした。そして運転中も指導はほとんどなく、左折とか右折とかポツっと言葉を発して終了です。もはやサービス業とか、接客態度以前の問題です。


何故こんなレベルの人を雇っているのか(コネかな?)、同僚はこの人とどう接しているのか(変人扱いなのかな?)色々と疑問でした。確かに自分の会社でも変人はいますが、ここまでコミュニケーションが取れない社会人っているんだなぁとある意味勉強になりました。


こういう(後者の)教官と比べると、自分の周りの上司や同僚にそういうレベルは居ないので、すごく恵まれた環境にいるんだなぁと感謝しました。


そして、教習所の給与体系は知りませんがどうか前者のような素晴らしい教官がお給料たくさんもらえますように(後者はカットで)…と願わずにはいられませんでした。